ニュージーランドの免許証へ書き換える方法とお得な理由4選
ニュージーランドにワーホリ(ワーキングホリデー)や留学で、長期滞在すると、レンタカーを借りたり、車を購入したり、運転をする機会が多くあります。
ニュージーランドで運転をするには、以下の3つの方法があります。
- 日本で国際免許証を取得して運転する
- 日本の免許証を英語翻訳して運転する
- 日本の免許証を、ニュージーランドの運転免許証に書き換えて運転する
この記事では、3つ目に紹介した、ニュージーランドの免許証に書き換える方法と、ニュージーランドでの免許書き換えがお得な理由を、ご紹介します。
また、ニュージーランドの免許証は、運転するだけでなく、ID(身分証明書)になりますので、書き換えておくと非常に便利です。(国際免許証と日本の免許証の翻訳は、IDにはなりません)
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目次
ニュージーランドの免許証書き換えに必要なもの
ニュージーランドの免許証は、「日本の免許証を取得して2年以上経過」していると、実技、筆記テストなしで、書き換えることが出来ます。
ニュージーランドの免許証の書き換えには、以下のものが必要です。
書き換えに必要なもの
- 申請書
- パスポート(原本とコピー)
- 日本の免許証(原本とコピー 12か月以上の有効期限が必要)
- 日本の免許証の英語翻訳
- 名前と住所が記載された書類(郵便物でも可)
- 結婚などで指名が変更になった場合は、その証明書
- メガネ、コンタクトレンズ(必要な方のみ)
- 申請料:52.1ドル(現金、小切手または、エフトポス)
日本の免許証の英語翻訳を取得するには
日本の免許証の翻訳は、総領事館または、大使館で取得可能です。
翻訳には、以下のものが必要になります。
翻訳に必要なもの
- 1年以上有効期限がある日本の免許証
- パスポート
- 翻訳手数料:29ドル(現金のみ)
申請から、3営業日ほどで受け取りが出来るようになります。
注意ポイント
免許証の翻訳は、なるべく折り目をつけず、きれいな状態で持っていきましょう。
わたしの友人は、折り目があって文字が読めないと、申請時に受理されませんでした。
日本の免許証の英語翻訳は、以下の場所で出来ます。
- 在オークランド日本国総領事館
住所:Level 15, AIG Building, 41 Shortland Street, Auckland
営業時間:月~金 9:00am~12:00pm 1:00pm~3:30pm
電話番号:(09) 303-4106
- 在ニュージーランド日本国大使館
住所:Level 18 The Majestic Centre 100 Willis Street ウェリントン
営業時間:月~金 9:00am~4:00pm
電話番号:(04) 473-1540
- 在クライストチャーチ出張駐在官事務所
住所:12 Peterborough Street, Christchurch 8013
営業時間:月~金 9:00am~12:30pm 1:30pm~5:00pm
ニュージーランドの免許証書き換え申請書の書き方
ニュージーランドの運転免許証の申請に必要な書類は、AA(Automobile Association Driver Licensing Agents)のオフィスか、ホームページからダウンロードできます。
申請書がダウンロード出来たら、以下のように記入していきます。
step
1申請書記入例1
step
2申請書記入例2
ニュージーランドの免許証書き換え申請場所
ニュージーランドで免許証の書き換えが出来る場所は、以下の3つがあります。
- AA(ニュージーランド自動車協会)
- Vehicle Testing New Zealand (VTNZ)
- Vehicle Inspection New Zealand (VINZ)
中でも、一番数が多いAAがおすすめです。AAは自動車協会ですが、IRDナンバーの申請なども出来る場所です。
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オークランドだと、スカイタワー近くに店舗があります。
わたしが住んでいた当時は(2017年~2018年)、スカイタワー近くのAAには、日本語を話せるスタッフが居ました。
ニュージーランドの免許書き換え申請の手順
上記で紹介した、必要なものを持って、最寄りのAAで申請します。
以下のような流れで、申請をしていきます。
step.1
提出物を提出(申請書類など)
step.2
申請書類に不備がないか確認
step.3
視力検査
step.4
写真撮影
写真撮影まで完了すると、その場で仮の免許証をもらうことが出来ます。
仮免許証は、実際の免許証と同じ効力を持ちますので、すぐに運転をする方は、携帯するようにしましょう。
申請後、約2週間で、自宅に本免許証が郵送されます。
また、ニュージーランドの視力検査は、日本の視力をはかる検査ではなく、視野の広さをはかる検査です。
たとえ視力が2.0ある方でも、不合格になる場合があります。
視力検査で不合格になった場合
免許証書き換えの申請時に、視力検査で不合格になった場合は、以下の方法で対応できます。
- 眼科で診断書をもらう
- めがね屋さんで診断書をもらう
- AAの指定する保険に加入する
「眼科で診断書をもらう」場合と「AAの指定する保険に加入する」場合は、どちらも100ドル以上かかります。
「めがね屋さんで診断書をもらう」方法だと、30ドルほどで済む場合があります。
実際にわたしも、申請時に視力検査が不合格でしたが、「OPSM」というめがね屋さんで、診断書をもらうことが出来ました。
「OPSM」以外のめがね屋さんでは、検査に100ドル~300ドルかかると言われたので、もし視力検査で不合格になった場合は、「OPSM」で検査することを、おすすめします。
ニュージーランドの免許証に書き換えるメリットとお得な理由
ニュージーランドの免許証に書き換えると、以下のようなメリットがあります。
免許を書き換えるメリット
- ID(身分証明書)になる
- ニュージーランド以外の英語圏の国でも使える
- ニュージーランド以外の英語圏の国より有効期限が長い
- ニュージーランド以外の英語圏の国より申請費が安い
ID(身分証明書)になる
ニュージーランドの免許証は、ID(身分証明書)になるので、パスポートを持ち歩く必要がありません。
お酒を買うときや、バーに入る時に使うことが出来ます。
国際免許証は、ID(身分証明書)になりませんので、ご注意ください。
ニュージーランド以外の英語圏の国でも使える
ニュージーランドの運転免許証は、ニュージーランド以外の英語圏の国(正確には、ジュネーブ協約の提携国)でも使うことが出来ます。
たとえば、オーストラリアや、カナダで使うことが出来ます。
実際にわたしは、オーストラリアもカナダも、ニュージーランドの免許証で運転しました。
また、ID(身分証明書)として使うことも出来ます。
ニュージーランド以外の英語圏の国より有効期限が長い
ニュージーランドの免許証は、有効期限が10年あります。
他の国、たとえば、オーストラリアは、最長5年、カナダは2年しか有効期限がありません。
また、カナダの場合は、免許証切り替え時に、日本の免許証を取り上げられてしまいます。
ニュージーランドは、日本の免許証を取り上げられることはありません。
ニュージーランド以外の英語圏の国より申請費が安い
ニュージーランドは他の国に比べ、書き換え申請費が安いです。
たとえば、オーストラリアは、最長5年間の有効期限で、申請費が184AUD必要です。
カナダは申請費が、31CADですが、有効期限が2年しかない為、ニュージーランドのほうがお得と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
今回のまとめ
- ニュージーランドの免許証は、以下の条件を満たせば、実技、筆記テストなしで書き換えが出来る
- 「日本の免許を取得して2年以上経過」
- 免許証書き換え申請時に、視力検査で不合格になった場合は「OPSM」というめがね屋さんで検査が出来る
- ニュージーランドの免許証は、有効期限が10年
- ニュージーランドの免許証は、他の英語圏の国でも使うことが出来る
- ニュージーランドの免許証は、他の英語圏の国よりも、お得に書き換えることが出来る
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