このような疑問に答えます。
本記事の内容
- オーストラリアは雇用形態によって最低時給が違う
- 2020年7月からオーストラリアの最低時給が19.84ドルに!
- オーストラリアは休日の最低時給がアップ
- 違法時給で働いている場合はどうしたらいいのか?
現在はカナダに滞在。オーストラリア、ニュージーランド、カナダでワーホリ経験があります。オーストラリアは、メルボルン、ゴールドコースト、ブリスベンに滞在していました。
オーストラリアは、世界最高の最低時給を誇る国ですが、あまり世間は知られていません。もちろんそのことを知らずに、違法時給で働いている方が大勢います。
そのような方は、オーストラリアの雇用形態について理解していないことが多いので、本記事では、雇用形態を出来るだけ分かりやすく解説して、実際にわたしが稼いだ給料を公開します。
目次
オーストラリアは雇用形態によって最低時給が違う
オーストラリアで働くには、自分がまずどの雇用形態で雇われているかを確認しましょう。
- フルタイム:19.49ドル
- パートタイム:19.49ドル
- カジュアルタイム:24.36ドル
上記の通りです。
このどれにも当てはまらなかった場合、違法時給のお店で働いている可能性があります。
対処法は後ほど詳しく解説します。
まずは雇用形態について、詳しく解説します。
フルタイム
最低時給が19.94ドルあります。
年4週間の有給があり、スーパーアニュエーション(確定拠出年金みたいなもの)もあります。
また、1週間の就労時間が38時間以上保証されていて、通告もなく解雇は出来ません。
フルタイム雇用は、日本でいう正社員がこれにあたります。
ワーホリや留学生はフルタイムで雇われることはほとんどありません。
参考:【オーストラリアの有給休暇】ワーホリでも有給休暇は取れるのか【結論、ワーホリでも有給は取れる】
パートタイム
最低時給が19.49ドルあり、年4週間の有給とスーパーアニュエーションもあります。
※ワーホリの場合同じ雇用主のもとで働けるのが6か月と決まっているので、有給は最高2週間分取ることが出来ます。
週38時間以内の就労時間が保証されていて、通告なく解雇することは出来ません。
フルタイムとの違いは、週の就労時間が違います。
パートタイムは、日本のバイトや派遣のようなものです。
ワーホリや留学生でも、パートタイムで雇用されることはあります。
実際にわたしは、メルボルンの職場ではパートタイムとして働いていました。
2週間の有給とスーパーアニュエーションも貰えました。
カジュアルタイム
最低時給は、24.36ドルありますが、有給とスーパーアニュエーションがありません。
また、週の就労時間に保証もなく、事前通告なしで解雇することが出来ます。
カジュアルタイムも、日本でいうバイトや派遣に近いです。
週にどのくらい働けるかわからない為、最低時給が高く設定されています。
多くのワーホリや留学生はカジュアルタイムで雇用されます。
2020年7月からオーストラリアの最低時給が19.84ドルに!
2020年6月にオーストラリア政府より発表があり、2020年7月1日以降のフルタイム・パートタイムの最低時給が、従来の19.49ドルから19.84ドルまたは、752.80ドル/週へと変更になります。
カジュアルタイムの場合は、最低時給から25%上乗せとなりますので24.8ドルとなります。
ただし、変更時期が職業によって違いますので、注意しましょう。
ワーホリや留学生の多くが、飲食店で働くことになると思いますが、飲食店の変更時期は、2021年2月に適用される予定です。
その他の職業は、>>コチラから確認することが出来ます。
オーストラリアは休日の最低時給がアップ
オーストラリアは、休日の時給が、1.25倍~2倍近くアップします。
カジュアルタイムで2倍アップすると、50ドル(約4,000円)近くの時給になりますので、相当稼げますよね。
ただし、それ相応の能力が必要になります。英語力はもちろんのこと、それ以外の事でなにか秀でていないと働かせてはくれません。
わたしが働いていたお店でも、1年以上働いている方が居ましたが、休日にシフトを入れてもらうことは出来ませんでした。
英語も仕事も頑張れば、それなり稼ぐことが出来ます。
実際にどれくらい稼げるのか?
実際にどのくらい稼げるのか疑問に思うかもしれませんので、2019年当時のわたしの給料を公開します。
わたしの職場は給料が週払いでしたので、税金を引いて、600ドルぐらいを1週間でもらっていました。※土曜日は時給が、1.25倍になります。
単純計算で月に2,400ドル(約19万円)ぐらいです。週によって変動しますが、大体これぐらいです。※祝日は時給が2倍だったので、その時は、1.5倍近くなりました。
注意
この職場の後に、違法時給のお店で働きましたが、給料は半分ぐらいになりました。
違法時給で働いている場合はどうしたらいいのか?
ここまで読んで『あれ?自分、違法時給で働いてるかも・・・』と思ったかたも多いかもしれません。
そのような方は、『Fair Work』というオーストラリアの労働基準局へ相談することが出来ます。
ありがたいことに、日本語対応しています。
職場に関しての質問や賃金について、『おかしいな・・・』と思ったら相談してみて下さい。
Fair Workは>>コチラから(日本語対応しています)
まとめ:オーストラリアは雇用形態を理解したら稼げる
以上、オーストラリアの雇用形態、最低時給についてまとめました。
雇用形態が理解出来たら、あとは仕事を探すだけです。
個人的には、有給とスーパーアニュエーションが貰えるパートタイム雇用を狙うのがいいと思います。
有給は使わなかったら、退職時に2週間分の給料としてもらうことが出来るからです。
仕事の探し方は以下の記事にまとめていますので、参考にしてください。
参考:【経験者が語る】メルボルンで仕事探し時に使う求人サイトは3つで十分
参考:オーストラリアワーホリで失敗しない3つの仕事の探し方【おすすめの仕事も紹介】
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