【最新】ニュージーランドのタックスリターンのオンライン申請方法を解説
はてな
『ニュージーランドのタックスリターンってオンラインで申請出来るの?』
『ニュージーランドのタックスリターンの返金振込先を日本の口座に出来るの?』
このような疑問に答えます。
この記事はこんな方におすすめ
- 初めてニュージーランドのタックスリターンをする方
- 3月31日までに日本へ帰国する方
- ニュージーランドのタックスリターンの振り込み先を日本の銀行口座にしたい方
目次
ニュージーランドのタックスリターンをオンラインで申請する方法
ニュージーランドのタックスリターンは2019年4月より自動化され、自動的に銀行口座へ振り込まれるようになりました。
したがって以下で説明する手順は、『初めてニュージーランドのタックスリターンをする方で、3月31日以前に帰国する方』向けの解説です。
ニュージーランドのタックスリターンのオンライン申請手順1
ニュージーランドのタックスリターンをオンラインで申請するには以下のものが必要になります。
オンライン申請に必要なもの
- 源泉徴収
- パスポート
- 銀行口座
通常のタックスリターンの場合、毎年5月になるとIRD(国税局)より『源泉徴収』と『タックスリターン申請用紙IR3』が送付されてきます。
しかし、税金が確定する『3月31日』までに帰国をする場合は、源泉徴収が手元にないためIRDへ直接問い合わせる必要があります。
ニュージーランドのタックスリターンの流れについては、『ニュージーランドのタックスリターンはいつまでに申請しなければいけないのか』で詳しく解説しています。
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問い合わせ時にオンラインで申請したい旨も伝えましょう。
IRD問い合わせ番号:+64 4978 0779
営業日:月〜金 8:00~20:00 土 9:00~13:00
電話での問い合わせが苦手な方は、直接オフィスに訪問して紙ベースの申請用紙で申請することも出来ます。
上記の申請方法については、『ニュージーランドのタックスリターン申請用紙IR3の書き方』で詳しく解説しています。
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ニュージーランドのタックスリターンのオンライン申請手順2
ニュージーランドのタックスリターンは、ご自身のIRDアカウント(my IRD)から申請可能です。
ログイン後、順に質問に答えてきます。
Filing requirement(申告義務)
『Were you a non-resident of New Zealand for tax purposes?(あなたは税務上の目的でニュージーランドの非居住者でしたか?)』→『No』と回答
BIC code(職業コード)
ここでは、自身の職業のコードを入力する必要があります。
主な職業コードについては以下を参考にしてください。
職種 | 職業コード |
---|---|
カフェ | H451110 |
レストラン | H451130 |
フィッシュアンドチップステイクアウト | H451225 |
ハンバーガーテイクアウト | H451230 |
アイスクリームテイクアウト | H451235 |
ピザテイクアウト | H451240 |
ジューステイクアウト | H451250 |
バン(車)のコーヒーテイクアウト | H451270 |
バックパッカーズホステル | H440005 |
ホテル | H440040 |
Build your return(収入について)
『New Zealand income with tax deducted(控除されたニュージーランドでの所得)』→『すでにチェック済み』
『Select the income types that apply(該当する収入タイプの選択)』→『New Zealand dividends(ニュージーランドの所得)』を選択。
Secondary forms(2次フォームについて)
『Select secondary forms that you want to file(提出する2次フォームを選択)』→『No secondary forms to submit(2次フォームは無し)』を選択。
Specific situation(特別的な状況)
『Select any situation that applies(該当する状況を選択)』→『You are part year filer due to leaving NZ permanently; you were bankrupted; filing for a deceased person; your balance date changed during the year(恒久的にニュージーランドを離れる、一時的な申告者である)』を選択。
Disclosures(開示について)
『Select disclosures you want to file(開示するファイルを選択)』→『You have no disclosure to make(開示無し)』を選択。
Income(取得について)
『Part year return dates(一時期間の返金について)』以下の通り選択。
もっと詳しく
- 『Start date』→『ニュージーランド入国日』
- 『End date』→『ニュージーランド出国日』
- 『Situation』→『Departed』を選択
以上まで入力が済むと、一度仮計算が行われます。
ニュージーランドのタックスリターンのオンライン申請手順3
Tax calculation(税金の計算)
このページで再度計算が行われます。
『Residual income tax(残留所得税)』→『返金される金額(返金がある場合はマイナスで表示される)』
Confirmation(確認)
『I declare that to the best of my knowledge, the information I have given is true and correct(入力した情報に間違いがないか)』にチェック。
ニュージーランドのタックスリターンのオンライン申請手順4
上記まで入力が完了すると、返金方法について選択をします。
ニュージーランドのタックスリターンは以下の方法で返金されます。
返金方法
- 小切手
- 銀行振り込み
この時に、振り込み先を日本の口座へ変更することが出来ます。
『Would you like to update your refund bank account?(登録している銀行の情報を更新しますか)』へチェック。
『Update refund bank account(銀行口座を更新)』から日本の銀行口座を登録する。
日本の銀行口座を登録する画面では、『SWIFTコード』を入力する必要があります。
『SWIFTコード』とは、金融機関の識別コードの事を意味します。
各SWIFTコードは、銀行会社のHPより確認が出来ます。
ココに注意
ニュージーランドより帰国し、非居住納税者(non-resident taxpayer)になった以後も、収入が入る場合は『Inland Revenue』へ報告する必要がありますので注意が必要です。
ニュージーランドのタックスリターンの振込先をオンラインで日本の銀行口座に変更する方法
3月31日以降に日本に帰国する方で、『タックスリターンを日本の口座へ振り込みたい方』はオンラインで、振込先を変更することが出来ます。
すでに日本に帰国してしまった方で、『タックスリターンをしていない』という方は、『ニュージーランドのタックスリターンは帰国後でも受け取ることは出来るのか?』で詳しく解説しています。
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step
1タックスリターン振込先変更手順1
『my IRD』へログイン
step
2タックスリターン振込先変更手順2
『name and addresses』より『Physical address』を選択。
step
3タックスリターン振込先変更手順3
日本の住所を入力。
step
4タックスリターン振込先変更手順4
『Manage Refund bank Accounts』を選択。
step
5タックスリターン振込先変更手順5
日本の銀行口座情報を入力。
step
6タックスリターン振込先変更手順6
追加された銀行口座へ返金先を紐づけする。
表示されたアカウントタイプを全てチェックする。(通常はIncome Taxのみ)
以上で振込先が変更されました。
ニュージーランドのタックスリターンをオンラインでの申請についてのまとめ
ポイント
- 3月31日までに帰国する方は、IRDに電話にてオンラインで申請したい旨を伝える
- ニュージーランドのタックスリターンはオンラインにて日本の口座へ振込先を変更することが出来る