【世界一の星空】テカポ湖の星空を120%楽しむためのベストシーズンと行き方
自然大国のニュージーランドの中でも、特に有名な「テカポ湖(Lake Tekapo)」の星空。
その圧巻の星空は、時に「世界一の星空」と称されるほど素晴らしい景色です。
この記事では、テカポ湖の星空を120%楽しめるように、ベストシーズンとアクセス方法をまとめています。
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目次
テカポ湖のベストシーズンはいつか?
テカポ湖の星空は自体は、年間を通して見ることが出来ますが、時期によって見え方は変わってきます。
テカポ湖の星空が、最も美しいと言われているのは冬の時期です。
テカポ湖の冬は、ニュージーランドの中でも特に空気が澄んでおり、小さな星まで肉眼で見ることができます。
ココがポイント
ニュージーランドは日本と四季が逆なので、ニュージーランドの冬は、6月~10月ごろです。
テカポ湖の星空が世界遺産に?
世界有数の星空観測地になったテカポ湖ですが、2012年に星空の保護活動を行っている「国際ダークスカイ協会」により、最も美しい星空に贈られる「ゴールドティア」に認定されました。
「ゴールドティア」は、全世界でも4か所しかない特別な星空です。
それに伴い、現在テカポ湖は、その美しい星空を世界遺産に登録しようと活動をしています。
星空を綺麗に見るために、町の街頭に傘をかぶせたり、家の明かりが漏れないように工夫をしたりと、住民の活動により、現在の美しい星空が守られています。
テカポ湖で満天の天の川を見ることが出来る
テカポ湖は、時期によっては日本では見ることが出来ないような天の川を見ることが出来ます。
北半球では、天の川は地平線から約30度までしか上がりませんが、ニュージーランドがある南半球では、頭上に広がる天の川を見ることができます。
南半球でしか見ることのできない景色ですので、テカポ湖に行く際は天の川の時期に併せていくのがおすすめです。
ココがポイント
北半球、南半球関係なく天の川ベストシーズンは、4月~10月ごろ
運が良ければオーロラが見えることも?
オーロラといえば、北欧やカナダなど寒い地域でしか見れないイメージですが、ニュージーランドのテカポ湖でも、運が良ければオーロラを見ることが出来ます。
テカポ湖でみえるオーロラは、北半球のものと違い、黄色やピンク色が特徴です。
様々条件が揃わないと見ることが出来ないオーロラですが、最も確率が高いのが、冬の時期です。
ニュージーランドは北欧のように、冬でも氷点下まで気温が下がることがないので、しっかりと防寒しなくてもオーロラを見ることが出来るのも、嬉しいポイントの1つです。
テカポ湖の星空を最大限に楽しむためには
テカポ湖の満天の星空を楽しむためには、時期以外に月が重要になってきます。
満月の場合、いくら町の明かりが少ないテカポ湖でも、月の明かりに邪魔されて綺麗な星空を見ることが出来ません。
テカポ湖の星空を120%楽しむためには、新月の前後に行くようにしましょう。
新月の前後は、月明かりの影響が少ないので、満天の星空を見ることが出来ます。
ココがポイント
テカポ湖の星空を楽しむためには、新月の前後に行くのがおすすめ
テカポ湖の見どころ
テカポ湖の見どころは、美しい星空だけではありません。
ここでは、そんなテカポ湖の人気観光スポットを紹介します。
日中のテカポ湖
テカポ湖は、日中でも美しい景色を見ることが出来ます。
テカポ湖の水は、氷河によって削られた岩石が粉となり、水に溶け込んでいます。
その為湖の色が、鮮やかなミルキーブルーに見えます。
なかには、星空より湖の美しさに心を奪われる人もいるぐらい、息を呑むほど美しい景色を見ることが出来ます。
ココがポイント
テカポ湖の湖も、明け方の気温が低い時間のほうが空気が澄んでおり、より一層美しい景色を見ることが出来ます。
善き羊飼いの教会(Church of the Good Shepherd)
テカポ湖の湖畔に建てられている、石造りの教会「善き羊飼いの教会」は、テカポ湖を代表する観光スポットです。
「善き羊飼いの教会」は、ニュージーランド開拓時代初期の、開拓者たちを記念して1935年建てられた教会です。
ニュージーランド国内で、最も写真が撮られた建物としても有名です。
この場所から、星空を撮ろうと毎日多くの観光客が押し寄せます。
しかし最近ではマナーの悪い観光客が多く、夜間に、建てられている柵を超えて撮影しています。
星空を楽しむためにも、必ずマナーは守りましょう。
善き羊飼いの教会基本情報
- 住所:Pioneer Drive, Lake Tekapo 7999
- 開放時間:9:00~20:00
- URL:https://www.churchofthegoodshepherd.org.nz/
マウントジョン天文台(University of Canterbury Mt John Observatory)
「マウントジョン天文台」は、標高1,031mのジョン山(マウントジョン)にあり、テカポ湖から西側に位置しています。
また、マウントジョン天文台は世界最南端の天文台として知られています。
標高が高い山から見える星空は、テカポ湖付近からみる星空とはまた別ものです。
自分の目で星空を堪能した後は、天文台内にある高精度の望遠鏡から、星を見るのもおすすめです。
マウントジョン天文台基本情報
- 住所:Tekapo 7999 ニュージーランド
- アクセス:善き羊飼いの教会から車で15分
- URL:https://www.darkskyproject.co.nz/
- 開館時間:10:00~16:30(ツアー参加で夜の鑑賞ができます)
日本では見ることの出来ない星
テカポ湖では、日本では見ることの出来ない、南半球特有の星々を見ることが出来ます。
たとえば、日本では、冬の星としてイメージがある「オリオン座」ですが、ニュージーランドでは、夏の星として知られています。
また、日本とは見える向きも逆になっているのも天体観測を楽しむポイントです。
ココがポイント
日本では見られない南半球特有の星
- サザンクロス(南十字星 日本でも見ることは出来るがめったに見ることが出来ない貴重な星)
- ケンタウルス座のアルファー星
- 天の川の外側に位置する大小マゼラン雲
- 夏のオリオン座
テカポ湖への行き方
テカポ湖への行き方は、ニュージーランド南島の玄関口であるクライストチャーチ市内から、車で約3時間半、クライストチャーチ空港から約4時間半です。
または、ニュージーランド南島のもう一つの都市クイーンズタウンから、車で約4時間です。
移動には、バスかレンタカーを使用します。
バスは、オンラインでチケットを買うことが出来ます。
バスチケットは、片道25ドル~35ドル(1,800円~2,500円/1ドル=72円)から購入することが出来ます。
レンタカーの場合、1日30ドル(2,100円/1ドル=72円)前後から借りることが出来ます。
レンタカーを借りる際は、必ず国際免許証を用意してください。
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テカポ湖のベストシーズンまとめ
いかがでしょうか。
今回のまとめ
- テカポ湖のベストシーズンは、ニュージーランドが冬の6月~10月ごろ
- テカポ湖で見れる天の川のベストシーズンは、4月~10月ごろ
- テカポ湖で星がよく見えるのは新月の前後
- 運が良ければオーロラが見えることも
- テカポ湖は、クライストチャーチから車で約3時間半
- クイーンズタウンから車で約4時間