ニュージーランドから日本に荷物を送る方法【JAPAN SPEED PACK】を解説
ニュージーランドにワーホリ(ワーキングホリデー)や留学、旅行などをした際、滞在中に増えてしまった荷物を、日本へ送りたいというかたも多いと思います。
この記事では、ニュージーランドとオーストラリアでサービスを受けることが出来る、「JAPAN SPEED PACK」の、配送方法と料金を、徹底解説します。
10㎏以上の荷物を、段ボール2箱以上送る場合は、今回紹介する配送方法がおすすめです。
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目次
ニュージーランドから日本に荷物を送るサービス JAPAN SPEED PACKとは
「JAPAN SPEED PACK(以下JSP)」とは、ニュージーランドとオーストラリアで、日本への配達サービスを担っている配送業者です。
ニュージーランドには、オークランド、クライストチャーチ、クイーンズタウンにオフィスがあります。
JSPは、荷物を別送品として、日本に配送します。
別送品とは?
別送品とは、海外滞在中に不要になった身の回り品やお土産を、携帯品(機内に持ち込む荷物)以外で、渡航先から、宅配や郵便で送る荷物のことを言います。
別送品で送った荷物は、原則として帰国から6か月以内(一時帰国可)に、輸入するものに限り、簡易な手続きで通関出来ます。
上記のように、別送品で送る場合、6か月以内に手続きをする必要があるので、この配送方法を利用するには、「日本に帰国する(一時帰国可)」が条件になります。
JAPAN SPEED PACKの特徴
JSPの特徴は以下のようなもが、あげられます。
JSPの特徴
- 指定段ボールを無料配布
- 日本語対応
- 段ボール2箱以上を送る場合、2つ目から割引あり
- 帰国までの2か月間は、倉庫にて荷物の保管が出来る
- 集荷サービスあり(別途費用が必要)
- 着払いが可能(手数料1,200円/1件が必要)
JAPAN SPEED PACKの料金
JSPの料金は、以下の通りです。
荷物 | サイズ | 重量 | 料金 | 2箱目以降 |
---|---|---|---|---|
スモール | 37 x 45 x 46cm | 15㎏まで | 250ドル | 150ドル |
ラージ | 38 x 48 x 59cm | 25㎏まで | 320ドル | 200ドル |
ワインパック(6本以内) | 1本/720mlまで | 190ドル | ||
ワインパック(12本以内) | 1本/720mlまで | 255ドル | ||
スーツケース | 1辺の長さ90㎝以内 | 30㎏まで | 370ドル | 250ドル |
スキーパック | 長さ2m以内 | 15㎏まで | 280ドル | |
自転車 | 15㎏まで | 340ドル |
ココがポイント
実容量が大きい荷物が1つ目の料金適用になります。
たとえば、段ボールと自転車などを組み合わせた場合、段ボールが自転車より軽いと2個目以降の料金が適用され、お得に送ることが出来ます。
さらにたくさんの荷物を送りたい場合(引っ越しなど)は、エコノミー便がお得に送ることが出来ます。
エコノミー便の料金
JSP指定段ボール6箱/125㎏まで:780ドル
段ボール1箱追加/20ドル
JSPから荷物を送ると安い?
JSPから荷物を送るのは、郵便局(NZ POST)から送るよりも安いのか?
答えは、10㎏以上の段ボールを2箱以上送ると、JSPのほうが安くなります。
10㎏の荷物1つの場合、郵便局(NZ POST)は、約217ドルで送ることが出来ますが、JSPは250ドルかかります。
しかし、JSPは2箱目以降は、割引が適用されるのでお得に送ることが出来ます。
10㎏の荷物を2箱送る場合
郵便局(NZ POST):217ドル×2=434ドル
JSP:1箱目250ドル+2箱目150=400ドル
詳しくは以下の記事に書いています。
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JSPでニュージーランドから日本に荷物を送る手順
step
1段ボールと申請書を用意
段ボールと申請書は店舗で受け取ることが出来ます。
また、申請書はJSPの公式サイトからダウンロードすることも出来ます。
step
2申請書の記入
申請書はすべて日本語で記入します。
step
3申請書と荷物を店舗へ持っていく
ココに注意
スーツケースなど鍵がついているものは、鍵を掛けない。
step
4手続きと支払い
荷物の重量などをチェックし、支払いをします。
この時に以下の書類を受け取ります。(以下の帰国後の手続きで必要になります)
帰国後に必要な書類
- 別送品申告書:2通
- 投函専用茶封筒:1枚(切手不要)
- 申込書控え:2枚(投函用も含む)
- 説明案内:2枚組
JSPでニュージーランドから荷物を送った際の帰国後の手順
step
1別送品申告書に記入
入国までに、先ほど紹介した別送品申告書2通に記入しておく必要があります。
step
2日本の税関にて申告書を提出
入国審査後の税関で、係員に申告書2枚を提出します。
スタンプを押されて、1枚は返却されますので、必ず保管するようにしてください。
ココに注意
入国の際に、自動入国ゲートを利用して入国をすると、パスポートに入国スタンプが押されませんので、その場合は、係員を訪ねて入国スタンプを押してもらうようにしてください。
step
3帰国後各書類を送付
帰国後は、以下の書類を投函専用茶封筒にいれて送付してください。
送付する書類
- 申込書控え:1枚
- 税関のスタンプ済みの別送品申告書:1通
- パスポートのコピー(顔写真・出入国スタンプページ)
step
4配達される
上記の書類を送付後、約1週間(エコノミー便は3週間)で、自宅に宅配されます。
ニュージーランドから日本に送れない荷物および関税が必要になるもの
ニュージーランドから日本に荷物を送る際に、送れない荷物または、関税が必要になるものがあります。
関税とは、海外から荷物を持ち込む際にかかる税金の事を指します。
送れない荷物
- 肉製品
- 卵・乳製品
- 現金などの貴重品
- モバイルバッテリー
関税が必要なもの
- お酒(ワインを含む:4本以上 1本760ml)
- たばこ(400本を超える場合)
- 香水(3オンス以上 1オンス約28ml)
詳しくはこちらの記事を参照してください。
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まとめ
いかがでしょうか。
今回のまとめ
- JSPは別送品として日本に荷物を送ることが出来る
- 2箱以上送ると割引が適用される
- 10㎏以上の荷物を2箱以上送ると郵便局(NZ POST)から送るよりもお得に送ることが出来る
- 申込書と別送品申告書は必ず保管する