こんにちは麺みかんです。
今回も、前回に引き続きカブルチャーのファーム情報を書いていきたいと思います。
前回の記事を読んでいない人は、まずはそちらを読んでみて下さい。
https://atoz-journey.com/aus-caboolture
一夜にしてシェアハウス解散
これは、まだわたしがファームに来てすぐのことです。
初日の仕事が終わり、ここは悪徳ファームだと決めつけたわたしは、この後の身のふりをどうしよか考えていました。
そこへ仕事を終えた韓国人の女の子のシェアメイトが帰ってきて(彼女たちはパッカーだったので、同じファームですが終わる時間は違いました)、初日はどうだった?とかいろいろと相談しているうちに、よかったら違うファームを紹介してあげるよ!と言われましたが、すでに少し韓国人に対して疑心暗鬼になっていたわたしは、少し悩みましたが、その提案を受けることに。
結果、そこのファームは最初のところに比べると、イチゴも多いし、スーパーバイザーも皆いい人ばかりで、移ってよかったと思います。(前回の記事でも紹介していますが、オーマイファームです)
彼女たちに紹介してもらい、翌日には新しいシェアハウスに移動できることになったので、早速準備をしていると、もう一組の日本人カップルが帰ってきました。
そのカップルも、ファームに不満があるらしく、どうしようか悩んでいましたが、わたし達が荷造りをしているうちに、いなくなっていました。どうやら夜逃げしたようです。
そのあと、韓国人の2人がリビングで騒いでいたので、行ってみると、彼女たちも家から追い出されるという意味不明な事態に。
どうやら、彼女たちもあと2週間後にファームを辞めて、別のファームで働くつもりで、その旨をスーパーバイザーに伝えたところ、なぜかスーパーバイザーが激怒して、家から出ていけとなったみたいです。
たぶんあのスーパーバイザーはイチゴの獲り過ぎで、ちょっと頭がおかしくなっていたんでしょうね。
そんなこんなで、その韓国人の2人組もその晩に出ていったので、その夜は、わたしたちカップルだけになってしまいました。
せっかく2人になったし、2階建ての3LDKぐらいのいい家でしたので、かくれんぼしたり、久しぶりにお風呂に浸かったり、かくれんぼしたりと、小学生並みにかくれんぼをした夜でした。
その後、一家解散となりましたが、韓国人の二人組とは、オーマイファームで再会できたんですが、あのカップルはどこに行ってしまったのか...
怒涛の20連勤
さて、オーマイファームに移ったわたしたちカップルは、毎日元気に楽しく働いていたんですが(相変わらず体は悲鳴を上げていますが)、このオーマイファーム休みが決まっていないんです。
休みがほしい場合は、事前にスーパーバイザーに休みがほしいと直談判しに行かなくてはなりません。
最初の頃は、5日に1回や1週間に1回休みをもらうことが出来たのですが、いよいよ本格的なハイシーズンになると、全く休みを取らしてくれずに、20連勤に突入しました。
わたしは、もともと体育会でバリバリやってきたので、しんどいですが、まだ大丈夫だったのですが、パートナーのJはもう体力も限界にさしかかっていました。そいてついに、獲り終わったイチゴを積んでいるトロリーを、崖から落としてしまいました。あの時の膝からの崩れようは、今も脳裏に焼き付いています。
そのあと、Jはあまりにも休みをくれないスーパーバイザーとケンカして、仕事を休むようになりました。わたしはJに、「わたしが稼ぐから問題ないよ」と颯爽と家を出ましたが、その日は朝から天気が悪く、今にも振り出しそうな空でした。
いつもと同じようにイチゴを獲っていると、突然の大雨。いつもは雨が降ると、カッパを支給してくれるのですが、その日は、なかなか支給してくれませんでした。この時は、スコールみたいにすぐに止むだろうと思って、イチゴを獲り続けていたのですが、なかなか止みません。一応トロリーには、気持ち程度に屋根がついてるのですが、そんなのが意味ないぐらい降っていて、ものの10分ぐらいで、パンツまでびしょびしょになっていました。
ようやく、スーパーバイザーたちがカッパを配り始めたのですが、もうすでに意味ないぐらいびしょびしょで、横のレーンでイチゴを獲っていた日本人の男の子が、「こんなの意味着ても意味ねえんだよ!もうすでに、already wetだよ!」ってめちゃくちゃキレてました笑
そのあとも雨は降り続け、いったんストップの号令がかかったのですが、その場で待機とのこと。めちゃくちゃ雨が降ってるのに、大体30分ぐらいですかね、待機させられて、どうするかの指示もないまま、待たされているうちに、何人かの台湾人、中国人たちがボイコットを起こして、帰って行きました。
わたしも、このまま待機しててもしょうがないし、指示もないので、便乗して帰ることにしました。
幸いにもこの時、車を購入していたので、すぐに帰ることが出来ました。
家に帰って、シャワーを浴びて、少し寝て、起きたら、39度の熱がありました笑
そりゃあ、あんな雨の中で、1時間ぐらい放置させられてたら熱も出ますよね。
しかも、わたしが養ってやるから大丈夫みたいに啖呵きって行ったら、高熱って笑
とりあえず、持ってきていたロキソニンを飲んで、熱を下げようと思ったのですが、これが全然下がらないんです。
しかも、この時わたし、無保険だったんです。保険がないから、病院にも行けないし、熱は下がらないしで、3日間ぐらい寝込んでいると、ファームのオーナーが、お金を出してやるからといって、病院に連れて行ってくれました。
まあ元凶は、お前なんだけどなとかも思いながらも、この時は感謝していました。
抗生物質と解熱剤を手に入れて、やっと治ると思っていたのですが、薬を飲んでから、唇に異変が。
鏡を見ると、上唇がものすごく腫れているではありませんか。ドナルドダックより腫れていたと思います。
日本にいてる、薬剤師の友人に薬の成分を調べてみてもらったところ、どうやら抗生物質が、日本にはない成分を使っていたらしく、それにアレルギー反応が出たのかもしれないとのこと。
しばらくして腫れはひいたのですが、念のため抗生物質は飲まず、解熱剤だけを飲むことにしました。
解熱剤は、薬局とかでも売っている、パナドールです。この薬は、オーストラリアでは医者いらずと言われてるぐらい、なんにでも効くらしいです。医者に行っても、大概のことは、パナドールを飲めと言われるみたいです。
とわたしもこの薬を信じ飲むことに、飲んでようやく熱が下がると思っていると、今度は下唇に違和感が、鏡を見ると、なんということでしょう、下唇がオバQ並みに腫れているではありませんか。ちなみに、オバQが分からない人は、こんな感じです。
Jも心配しながらも、笑いを我慢できていませんでした。今思えば、なんで写真を撮ってないのか、悔いが残ります。
結局、病院でもらった解熱剤も抗生物質も飲めなかったので、治すのに1週間かかりました。
その後、1週間ぶりに仕事に復帰したのですが、3日後に、ハリケーンでイチゴがすべて吹っ飛んでしまい、ファームはクローズとなりました。
わたしが、ファームに来て約1か月半ぐらいでクローズになってしまったので、結局セカンドビザは取れませんでした。違うファームに行って、残り1か月半仕事すれば、セカンドの申請は出来るんですが、もうこの時点で、ファームはいいや、そこまでしてオーストラリア2年も行きたくないし、って感じになったので、セカンドビザは諦めることにしました。
みなさんも、働き過ぎと、オーストラリアの薬を飲むときは、注意してください。
あと、保険には入りましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ファームってほんとに、当たり外れがあると思います。行ったファームがめちゃくちゃ良くて、結局そこに半年ぐらい居てた、なんて人もたくさんいます。
わたしはたまたま、最初に行ったファームが最悪で、その次もしんどくて、もうファームでの仕事は嫌だ!ってなりましたけど。
ファームについての下調べは、すればするほど、沼にはまっていく感じがします。ネット上には、たくさんいいことも書いてあれば、悪いことも書いています。ましてやその記事が、古ければ、あまり意味がないような気がします。オーストラリアの情勢は、結構頻繁に変わるので。
1番いいのは、行ったことがある人に紹介してもらうことです。しかも直近で行った人に聞けば間違いないと思います。
みなさんにとって、良いファームが見つかり、無事にセカンドが取れることを願っています。
次回は、ファームで車を購入した時のことを、書いていきたいと思います。
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