【オーストラリアファーム情報】悪名高いカブルチャーの実態教えます!
みなさんはオーストラリアのワーホリが、最高で3年間出来ることをご存知ですか?
通称「セカンドビザ(以下セカンド)」、「サードビザ(以下サード)」と呼ばれているものです。
これらのビザを取るためには、セカンドは1年目のワーホリの時に政府指定地域のファームまたは、工場で3か月または88日間以上の労働をした場合。サードは2年目に6か月間のファームまたは工場で働いた場合、申請可能となります。
詳しくはこちらのサイトに書いていますので、参照ください。
今回は、セカンドビザを取るために、わたしが実際に行ったファームについて書いていきたいと思います。
目次
【オーストラリアファーム情報】カブルチャーのストロベリーファーム
多分みなさんが、セカンドを取ろうと思って調べていると、多く目にする求人が「ストロベリーファーム」だと思います。
いろいろなクラシファイドでは、皆一様に「イチゴたくさんあります!」「稼げます!」みたいに書いていると思います。
え、ほんとに稼げるの?と思う方も多いかと思いますが、これは、間違いであり正しいと言えます。
正確には、「頑張れば稼げるが、体力と精神力がかなり削られ、頑張らないと全く稼げずただしんどい目にあいます!」です。
そんな中で、ストロベリーファームについては悪い噂が多く存在します。
中でもカブルチャーの噂が多いです。
よく聞くのが、「ちゃんと給料を払ってもらえなかった」「仕事が無く家賃だけ払わされている」「ファームのオーナーやマネージャーに怒鳴られる」などです。
中には「デイオフカウントあります!」と書いてありますが、デイオフカウントは違法です。
そういったファームはもれなく悪徳です。
ココに注意
デイオフカウントとは?
デイオフカウントは文字通り、休みの日も働いてることにして、88日に必要な日数を稼ぐ方法です。
実際に行った人の話を聞いても、「イチゴだけはやめとけ!」みな口を揃えて言います。
わたしも下調べをしている時点では、ストロベリーはだめだなっと思っていたのですが、結果その2週間後にはカブルチャーに居ました(笑)
というのもファームは、季節によってハイシーズンが変わります。
ちょうどわたしが探していた時期は、イチゴのハイシーズンでした。
なかなかイチゴ以外のファームが見つからない中で、イチゴは稼げる!とどこかに書いていたような気もしたし、どのファームにいっても、どうせしんどいのは変わらないだろうと思い、結局イチゴにしました。
【オーストラリアファーム情報】カブルチャー到着後
カブルチャーに到着したわたしは、ラインでやり取りしていたコントラクターに空港まで迎えに来てもらいました。
迎えに来てくれたのは韓国人の方でした。(まあラインの写真でそうだとは思っていましたが)
しかしほとんど英語が通じず、この時点であれ?ミスった?と思いながらも、メルボルンでの仕事もやめてここまで来てるのだからと思い、その日はシェアハウスへ。
シェアハウスに着いたらまずは、部屋に案内されました。
しかし部屋にあったのはマットレスのみ、シーツも布団も枕もありませんでした。
他のシェアハウスもそうですが、移動前に布団や生活用品がきちんと用意されているかを確認したほうがいいです。
その後、布団関係やら長靴やらその他諸々ファームで使いそうなものを買って帰宅しました。
ちょうどその日の仕事が終わったスーパーバイザー(韓国人)が来ており、翌日以降の段取りを説明してくれました。
しかし、こいつもまあ英語が通じない。
とりあえずシェアハウスのボンド(保証金の事。家賃の2週間分)と1週間分のレント(家賃)を払って、明日は朝の5時半に迎えに来るからと言って帰っていきました。
オーストラリアのカブルチャーでのファーム1日目
朝5時半に迎えが来てファームへ向かいました。
行きの車では、眠たさと不安で落ち着きませんでした。
しかし、元々バリバリの体育会系のわたしは、心のどこかで大丈夫だろうと思っていました。
カブルチャーのファームは、韓国人8割、日本人1割、中国人1割といった感じでした。
スーパーバイザーや上の人は、全員韓国人でした。
仕事が始まり、トロリーを選んで来いと言われ(座って動かす台車みたいなもの)、みんなとは別に、イチゴの獲り方や、どのイチゴを獲っていいのか、どのイチゴはダメなのかを教えてもらいました。
この時に教えてくれた韓国人スーパーバイザーは、英語が話せるようだったので、問題なく意思疎通ができて良かったです。
その後、みんなと混じってイチゴを獲るように言われたので獲っていました。
しかしこの時、他の韓国人スーパーバイザーが「パリ、パリ(韓国語で急げという意味)」と煽ってきます。
こちらは英語で「今日は初日だから、そんなに早くとれない」と言っても、向こうは英語が通じず、はあ?みたいな顔している始末でした。
結局その日は、初日ということもあり上手く獲れなくて、給料は15ドルぐらいだったと思います。
これに往復のピックアップ費(送迎費)が引かれるので、実質7ドルぐらいでした。
もともと韓国が大好きだったわたしは(年に2,3回旅行に行くぐらい)、この日1日で、韓国人が嫌いになってしまうんじゃないかと思うほど、嫌な出来事でした。
また、ファームやそれ以外の仕事(レストランなど)で、ちゃんとしている会社やファームは、働く際に契約書を必ず交わします。
その時に、口座番号やスーパーアニュシュエーション(オーストラリアの年金みたいなもの)の手続きを行います。
しかし、このファームでは契約書はおろか、口座番号も聞いてきませんでした。
スーパーバイザーに聞いても、英語が通じないので、この時にはもう悪徳ファームだと確信していました。
【オーストラリアファーム情報】カブルチャーの優良ファーム
初日が終わって家に帰るまでの車で、「ここは悪徳ファームだからどうにかして逃げなければ」と思い、別のファームを探すことにしました。
一緒に住んでいた韓国人のシェアメイトに相談すると、以前彼女たちが居たファームを紹介してくれることになりました。
彼女たちも、このファームはダメだったみたいで、その紹介してくれるファームに戻るみたいでした。
紹介されたファームは「オーマイファーム」と言って、韓国人オーナーのファームですが、きちんと契約書もあり、スーパーアニュシュエーションも支払ってくれました。
ただ、イチゴ狩りはとてつもなくしんどいです。
毎日トロリーに乗ってるせいで、お尻が痛く椅子に座るだけでもしんどいし、ずっと前かがみになってるので、腰も痛いし、まさに満身創痍って感じでイチゴを獲っていました。
ちなみにオーマイファームの国籍割合は、韓国人7割、台湾人2割、日本人1割といった感じでした。
【オーストラリアファーム情報】カブルチャーのファームでの給料
オーマイファームでは、ピッカー(イチゴを獲る人)の給料は歩合制で、1kg/0.7~1ドルでした。
ハイシーズン時は、朝6時半から夜7時前まで、1日中イチゴを獲り続けます。
週6日働いて週1500ドルぐらいでした。
時給に換算すると、最低時給より少し上かなって感じでです。(11時間/1日 18.93ドル/時 2018年当時)
前のファームみたいに急かされることもないし、スーパーバイザーもいい人たちでしたので、わたし的にはよかったのかなと思います。
まあわたしは、下から数えたほうが早いぐらいのスローピッカーでしたので、トップピッカーなんかは、倍以上貰っていると思います。
逆に言えばスローピッカーでも、週にこれだけ稼げているので、優良ファームにさえ当たればストロベリーファームも稼げます。
ただ、めちゃくちゃしんどいです。
わたしは途中で、頭おかしくなりそうになり、獲ったイチゴを、片っ端からその場でずっと踏みつけていました。
【オーストラリアファーム情報】カブルチャーで優良と言われているファーム
カブルチャーのイチゴファームで優良ファームと言われているのは、以下の通りです。
カブルチャーの優良ファーム
- QUEENSLAND FARM MANAGEMENT & TRAINING(旧サンレイファーム)
- ピナタファーム(ピナタと謳って、募集をかけている悪徳ファームもあるので注意が必要)
- アッシュバーンファーム
これらのファームは、かなり大手のファームになります。
わざわざクラシファイド(チアーズや日豪プレスなど)で募集をかけなくても人が集まります。
もしクラシファイドで募集を見かけたら、名前を使って人を集めている悪徳ファームの可能性が高いです。
オーストラリアカブルチャーのファーム情報まとめ
今回のまとめ
- オーストラリアのイチゴファームは、悪徳ファームが多いが優良ファームもある
- 優良イチゴファームなら、頑張れば稼ぐことは出来る
- ファームで働く際は、必ず契約書を交わさなければいけない
- 契約書を交わさないファームは、絶対に悪徳ファーム
- 大手の名前を使っている悪徳ファームもある