こういった疑問に答えます。
この記事の内容
- RSAとはお酒に関する資格です
- オーストラリアでRSAを取得する方法は2つ
- オーストラリア国内でも州が違えばRSAは使えない?
本記事を書いているわたしは、ワーホリ歴3年。 現在は、カナダに滞在中。ニュージーランド・オーストラリア・カナダでワーホリをしていました。
オーストラリアワーホリの実体験をもとに、RSAの取り方、注意点を紹介します。
目次
RSAとはお酒に関する資格です
RSAとは、オーストラリアでお酒を扱っている店で働く場合、必ず必要になる資格です。
RSAは「Responsible Service of Alcohol」の略称で、要はお酒を提供する際の責任に関する資格です。
※職場によっては、『キッチンの場合RSAは不要』と言われるかも知れませんが、本来はすべての従業員が取得する必要があります。
オーストラリアでRSAを取得する方法は2つ
RSAを取得する方法は『オンラインで受講して取得』『スクールで受講して取得(1日のみ)』の2つです。
『どちらで取得すべきか』という疑問もあると思いますが、結論、どちらでも大丈夫です。安いほうで決めてOK。または下記の比較を参照してください。
オンラインとスクールの比較
- オンライン受講のメリット
- 自分のペースで受講することが出来る
- 場所を問わず受講することが出来る
- オンライン受講のデメリット
- 取得までに時間がかかる
- 自力で勉強して合格する必要がある
- スクール受講のメリット
- 1日で取得可能
- スクールによってはオンライより安く受講することが出来る
- スクールによっては先生がテストの答えを教えてくれるところもある!
- スクールのデメリット
- 調べながら受講することが出来ない
- ロールプレイングの時間がある
それぞれ、順番に解説します。
※RSAを取得する際にはUSIというオーストラリアの学生番号が必要です。
>>コチラから申請することが出来ます。
RSAをオンラインで取得する方法
Googleで『RSA online 都市名』で検索するか、オーストラリア政府のサイトから政府公認のオンラインスクールを検索することが出来ます。
オーストラリア政府のサイトは>>コチラ
上記のサイトからRSAのコースを選び受講していきます。
特にどこのスクールが良いとかはないので、安いところでOKです。
料金は50ドル前後~100ドル前後です。
オンラインコースの内容は?
通に進めていけば5~6時間ほどで終了するような内容です。
主な内容は以下の通り
- お酒を提供するときの責任について
- 酔っ払いの症状
- 泥酔したお客さんへの対応
お酒に関する知識を100以上の項目で勉強をします。
多少の英語力はいりますが、分からない箇所はその都度調べて行けば大丈夫です。
各項の終わりにはミニテストがあります。ミニテストをクリアしてからでないと次の項目へ行くことは出来ません。
すべての項目が終わったら最後にテストがあります。選択式の問題、○×で答える問題がほとんどですが、最後にビデオでのテストがあります。
内容は『酔っぱらったお客さんにお酒を提供できないことを伝える』または『違うノンアルコールのドリンクをすすめる』のような感じです。
※オンラインで受けた場合、テストが不合格になってもやり直しが出来ます。
ここまでがコースの内容です。
1日で終わらせる必要はなく、通常4週間以内にコースを完了すれば大丈夫です。
わたしは合格までに1週間ほどかかりました。最後のビデオテストがノイズなどが入ると不可になってしまうので、3回ほど提出し直しました。
コース完了後にメールで修了証が送られてきます。
職場へは送られてきた修了証を提出すれば大丈夫です。
NSW州(シドニー)はカードの発行をする必要がある
シドニーがあるNSW州は、メールで送られてくるのが仮証明書ですので、後日カードを発行する必要があります。
RSAカードの発行には以下のものが必要です。
- 仮証明証
- パスポート
- オーストラリアのバンクカードまたは残高証明書
- ビザのコピー
カードの発行は最寄りの『service NSW』で出来ます。
写真撮影をして、手続きするだけですので、混んでいないと10分ぐらいで完了します。
手続きが完了すると3週~4週間ほどでカードが郵送されてきます。
シドニーのおすすめスクールはコチラの記事で紹介しています。>>シドニーでRSAを安く取れるのは『Coffee School Sydney』 続きを見る
参考シドニーでRSAを安く取れるのは『Coffee School Sydney』
スクール(1日のみ)で取得する方法
Googleで『RSA 都市名 school』と調べるか、最寄りの無料エージェントへ行っておすすめのRSAスクールを紹介してもらいましょう。
※州によってはスクールが無い都市もあります。
スクールも『安く受講できる』『評判がいい』などで決めてOKです。
料金は30ドル前後~100ドル前後です。
スクールの授業内容は?
オンラインでの内容とほぼ同じですが、授業の終盤にロールプレイングがあります。
ロールプレイングとは、役割や出来事に対する対応などを演技を通して学習する方法です。
1人を酔っ払い役、もう1人を店員役として演技をします。
内容はオンラインのビデオテストと同じで『酔っぱらったお客さんにお酒を提供できないことを伝える』または『違うノンアルコールのドリンクをすすめる』です。
最後に20問ぐらいの筆記テストをしまます。
スクールによっては、先生が授業中にテスト範囲を教えてくれるのメモをしておきましょう。
70%以上正解で合格です。
スクールによってはその場で採点して、仮証明書をもらうことが出来ます。
後日連絡が来る場合は2日、3日後に合否がメールで送られてきます。後日に合否が分かる場合は、証明書を郵送か取りに来るか選択出来ます。
『住所が変わるかもしれない』という方は直接取りに行くようにしましょう。
※シドニーはオンラインで取得したように、貰える証明書が仮のものになりますので、後日「service NSW」へ行ってカードを発行しましょう。
スクールは必ず合格できるのか?
結論は、『必ず合格できるわけではありません』
理由は、スクールによって授業内容、先生が違うからです。
答えを教えてくれるスクールもありますが、教えてくれないスクールもあります。
わたしがメルボルンで行ったスクールは、授業中に答えを教えてはくれず、自力でテストを受けるハメになりました。結果は不合格…
しかし、後日再受講が可能とのことでした。(料金は発生しません)
後日受けた授業は、先生が答えを教えてくれる先生でしたので、無事合格することが出来ました。
他の例では、わたしの友人は、無料エージェントに紹介してもらったスクールに行きましたが、料金が格安でした。(35ドル わたしが受けたスクールは80ドル)
また、テストの答えも教えてくれ、その場で採点し即日で証明書を取得することが出来ていました。
このように、『スクールによって授業や先生が違う』ので、中には不合格になることもあります。
オーストラリア国内でも州が違えばRSAは使えない?
結論は、「オーストラリア国内でも州が違えばRSAは使えません」
しかし、同じRSAでも使える州はあります。
同一のRSAが使える州
- QLD州→『ケアンズ』『ブリスベン』『ゴールドコースト』など
- SA州→『アデレード』など
- WA州→『パース』など
- NT州→『ダーウィン』『ウルル』など
たとえば、ケアンズで取ったRSAはパースでも使うことが出来ます。
他の地域ではRSAが使えない州
- NSW州→『シドニー』など
- VIC州→『メルボルン』など
たとえば、シドニーで取ったRSAはメルボルンでも使えませんし、ゴールドコーストでも使うことは出来ないので、新たに取得する必要があります。
まとめ:RSAの取得はなるべくオーストラリアに着いてすぐのほうがいい
以上、オーストラリアのRSAの取得方法と注意点についてまとめました。
RSAの取得は時間を要する場合があるので、なるべくオーストラリアに着いたらすぐ取るのがいいでしょう。
なぜならば、着いてすぐが1番時間に余裕があるからです。
わたしがワーホリでオーストラリアに行った時は、着いて2日目にRSAの授業を受けに行きました。結果は不合格でしたが…
結論は、オーストラリアで働く場合、お酒を取り扱っているお店ならRSAの取得が必須です。
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